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LINEのなかみ

コーポレートIT室&IT戦略室の仕事を紹介します

LINEでは、常に新しいアイデアやサービスが生まれています。様々なサービスをローンチし続け、たくさんのユーザーに楽しく安心・安全に使ってもらうために、多くの部門がプロジェクトやサービスを支えています。

今回は、LINEグループ全ての社員をIT・システム領域で支える、Enterprise ITセンターにスポットを当て、チームと仕事内容について、竹内祐介と吉野一也に紹介してもらいました。

左からEnterprise ITセンターの竹内、吉野。

――まずは、それぞれ自己紹介をお願いします。

竹内

私は元々、独立系のSIerで働いていて、全社技術部門の組織マネジメントや金融系システム開発のITアーキテクト/プロジェクトマネージャーなどを務めていました。転職しようと思ったキッカケは、SIerや代理店に務めた経験のある人には多いと思いますが、「事業会社側で本当に良いと思えるサービスを作って、世に出す仕事がしてみたい」と思ったことです。

その部分で、LINEの新しいことへのチャレンジとその多さが、当時としては特に魅力的で。今もその部分は、変わっていませんが(笑)。

その後、縁あって2016年10月にLINEモバイルの開発プロジェクトマネージャーとして入社し、2017年6月からEnterprise ITセンターの前身組織も兼務しています。

現在は、Enterprise ITセンターのなかで人事・購買・総務等のバックオフィス系システムの企画・構築・運営・業務支援を行うコーポレートIT室の室長と、LINEモバイル開発室の室長などを兼務しています。

吉野

私は2017年の9月に入社しました。前職は大手人材企業にて、新規事業立ち上げをミッションとしたエンジニア部門の部門長や、Webマーケティング部門長として組織マネジメントなどを担当していました。

LINEに入社する以前から、社内システム導入に関わることは多かったんですが、「LINEという巨大なプラットフォーム」の運営に携わる大勢の社員の社内ITの導入に興味が湧いてきまして。面接の際も、いわゆる「情シス」のようなミッションではなく、新しいことをどんどん試していく、会社としてのスタイルが面白そうで入社を決めました。

現在は、Enterprise ITセンターで、エンジニアや各事業部の担当者など、全ての社員がいかに効率的に働けるかをIT・システム領域で幅広くサポートしているIT戦略室の室長などを務めています。

竹内

ざっくり説明すると、私がバックオフィスや管理部門に特化していて、吉野さんがその他全般を幅広くカバーしている感じですね。

――Enterprise ITセンターはどんな部署ですか?

吉野

社内ポータルに公開されている紹介文には、「LINEグループのIT業務に関わる戦略立案・企画・開発・運営」と記載しています。要はLINEグループが業務を行い、成長するためのシステムを担う部門です。

「働きやすさNo.1の企業を目指し、より良い環境を提供し続けること」、「それを通じて社員の生産性を上げてサービス競争力強化に貢献すること」を部門としてのミッションに掲げています。これは、先日開催されたLINE DEVELOPER DAY 2019で担当役員の片野さんも語ってますので、ぜひその資料書き起こし記事も見ていただけると、具体的な業務内容含め理解していただけると思います。

竹内

組織構造的な説明をすると、Enterprise ITセンターは現在、主に3つの役割を持つ組織で構成されています。私が担当するコーポレートIT室、吉野さんたちのIT戦略室。そしてEnterprise ITセンター自体の組織運営サポートや予算・契約管理などの支援業務を行うIT業務支援チームです。そのなかで今回、IT戦略室とコーポレートIT室の2つの部門について紹介します。

吉野

まず、IT戦略室の役割は大きく分けると以下の3つ、これらの業務を4つのチーム、兼務も含めて約30名のメンバーでカバーしています。

IT戦略室の役割

全グループ社員が利用するグループウェア・コラボレーションツール等の導入・運用保守

事業部向け社内システムの構築・運営・業務支援

上記システム導入にまつわるシステム開発・技術サポート

吉野

4つのチームの役割分担として、全グループ社員が利用するグループウェア・コラボレーションツール等の導入・運用保守・問い合わせ・トレーニングなどを行っているのが、「IT戦略1チーム」。

「IT戦略2チーム」が主にCRMなど事業部向けの社内システムの構築・運営・業務支援を行い、「IT戦略3チーム」が各種システムの技術サポートや社員が働きやすくする社内システムの開発などを担当しています。

あとは、「Global IT Consultingチーム」がグローバル各拠点を横断した情報収集、課題認識・整理、社内ITのトレーニングの推進を行っています。

竹内

コーポレートIT室は、人事・法務・購買・総務などの管理部門の業務をシステムでサポートし、効率化・高度化することで、LINEの様々な事業やサービスの競争力強化に貢献することを目指しています。

現在、コーポレートIT室は2つのチームで構成され、合わせて10名ほどが所属しています。1つは、バックオフィスシステムで利用するITプラットフォームの企画・構築・運営・技術支援や全社共通マスタのデータ連携基盤などを開発する「コーポレートIT Devチーム」と、もう1つが、そのプラットフォーム上で、様々なサービスやシステムの企画・構築・運営を行う「コーポレートIT推進チーム」です。

吉野

Enterprise ITセンター全体では約50名が在籍していて、全部ではないですが、この50名でLINEグループに所属する8,000人超が利用する社内システムを支えています。しかも多拠点・多国籍・多事業にわたります。この規模感を面白いと感じるか、辛いと感じるかが大事なポイントだと思います(笑)。

竹内

そうですね、まだまだシステムとしてサポート・改善できる部分も多いですし、「次々と新しい課題やニーズが見つかり続けるなかで働くこと」をどう思うかは、人それぞれだと思います。ぜひ、この辺をポジティブに捉えていただける方と一緒に働きたいですね。

――Enterprise ITセンターが管轄し、社員向けに活用される社内システムやサービスには、どのようなものがありますか?

吉野

先日、いくつかの会社さんとCorporate IT Meetupという名目で実施したイベントがあって、そこで話すために作った資料の一枚がこちらです。

吉野

社内ITの業務領域は広く、フロント・バックオフィスから、全社が利用するものまで様々です。それぞれの用途に応じて、製品を使い分けたり独自で開発したりして、課題解決を図ります。

私のチームで規模の大きなものですと、ドキュメント管理として社内wiki(Confluence)の運用や、他拠点とのコミュニケーション用途にZoomを導入したり、顧客管理や営業支援のシステムとしてSalesforceやkintoneなどの導入を行ったりしています。

竹内

私のチームでも、LINEとして特にこだわりたい採用システムはスクラッチ開発し、勤怠システムなどはサービス導入をする、というように、ニーズに合わせて最適なソリューションを選択するようにしています。

また、最近ではOutSystemsのような高速開発ツールを活用することで、シンプルな業務システムを超短期で開発して、業務改善をスピードアップする取り組みも行っています。

――LINEのEnterprise ITセンターで働く醍醐味って何でしょうか。

吉野

私たちが何よりも大事にしているのは、社内のシステムをただ作るだけでなく、社員に向けてより良い価値を提供するというマインドです。グローバルを含めたLINEグループ全体や、そこで働くたくさんの社員が利用するサービスを展開していくこと。つまり自分たちの仕事が、LINEグループ社員の生産性に直結するということです。

グローバルも含め、これだけ規模の大きな会社ですし、様々な部門にいろんなスキルや目的を持った社員がいます。それらに寄り添う業務目線も必要ですし、どう社内に展開していくかも極めて重要です。システムやツールに詳しい人も多いですし、無計画にシステムを導入しようとすると生産性を下げるだけではなく、会社への満足度も下がることにもなりかねないことを意識する必要があると思っています。

竹内

社内ITならではでいうと、ユーザーが目の前にいるのでフィードバックを直接もらえることが一つの特徴ですね。もちろん一喜一憂あるのですが、改善し続けることが役割なのでモチベーションになります。建設的な議論やユーザーとしての率直な意見を言ってくれる社員も多いので、張り合いのある環境だと思いますよ。

竹内

あとは「WOW」な社内システムづくりや、「面白い開発をしよう」といったコンセプトのもと、部門内で進んでいる「WOW-IS」というプロジェクトもあります。LINEでは、WOWという言葉を一番大切な価値基準としており、簡単に説明するとユーザーを感動させて、思わず「WOW」と言ってしまうような体験を与えることです。これは、「働きやすさNo.1」にもつながるので、そういうサービスを提供するために新しいことや自分たちが面白いと思うことに挑戦しましょう、というものです。

吉野

どうしても必要なもの、必要だと要望されたものばかりをサポートしていると、我々自身のやりがいや、社内からの期待値も上げられない部分がありますよね。ニーズに応えつつ、ニーズを上回るものにも取り組んでいるのは、良いことだと思いますね。

具体的な事例を挙げると、LINE DEVELOPER DAY 2019でも紹介されたLINE CAREでしょうか。いわゆる社内の相談窓口で、備品の貸し出しや経費精算のやり方などを対応するのですが、対人カウンターとLINEのBotを組み合わせて、社員向けのコンシェルジュサービスのような建て付けで開発・運用しています。

働く上での社員からの問い合わせって、誰に聞いたら良いかわからなくて正しい回答に行き着くまでに時間がかかったり、聞くこと自体が億劫になりがちです。備品の貸し出しや受け渡しなど、どうしても対面で行わないといけない業務以外は、LINE上で気軽に対応できた方が、対応する側、される側ともに楽だよねというものです。もうちょっと技術的な解説を含む記事がLINE Engineering Blogに上がっていますので、興味があれば、ぜひ(笑)。

――業務内容や進め方を教えて下さい。

竹内

普段の業務としては、先ほども説明した組織やその役割に応じて担当する部門側の担当者との打ち合わせや、サービスの新規開発や改善をしています。どちらかというとチーム内よりも、チーム外のメンバーと連携して仕事を進める人が多いと思います。もちろん、サービスや機能を企画している段階、開発している段階、運用している段階で関わる職種やその数は変わりますが、一般的なサービス開発担当のエンジニアよりも関わる人は多いんじゃないかと思います。

吉野

役割やフェーズによる違いはありますが、プロジェクトマネージャーは、会議などの意見集約や意思決定に使う時間が60%くらい、実際の作業に使う時間が40%くらいのイメージでしょうか。エンジニアは開発や保守に使う時間がほとんどです。少なくとも意味のない会議や作業は極力減らすようにしており、マネジメントする側もそのような意識が強い環境だと思います。

竹内

私たちのチームは、入社・採用・評価・異動など、人の出入りを管理するシステム、勤怠の管理、あとは業務委託などのサービスやシステムを担当しています。
とにかく社員が多いこと、そして多い月には100名以上の中途入社があり、月に2回の人事発令があって、たくさんの契約が日々取り交わされている会社なので、システムでいかに効率化をサポートできるかという点は、本当に大きいです。今後も拠点や部門、事業などが増えていくと思いますし、まだまだやるべきこと、やりたいことがたくさんありますね。

既に解説付きで語られていて、イメージしやすいプロジェクトを挙げるなら、フロアマップ打刻アシスタントもそうですね。この2つは「WOW-IS」プロジェクトから生まれたものです。

吉野

これらはあくまでイメージしやすい例ですが、もちろん地道な改善も開発業務もたくさんあります。言うとそのままですが、社内のITシステムまわりは本当に何でもやってますね。

――どんな人に向いている環境ですか?

竹内

先ほども言いましたが、ユーザーが目の前にいてフィードバックがすぐにもらえること、継続的に改善しつづけることができること、それが8,000人を超える社員の生産性や社員満足度に直結することですね。こういうポイントは、非常に価値の高い経験だと思っています。

吉野

「WOW-IS」での取り組みのように、これがあったらもっと働きやすいのにな、というアイデアに対して、スピード感を持って取り組めます。やる気さえあれば、誰が言い出したかは関係なく、ちゃんと実現できる環境があります。

竹内

私も正直、前職では体験できなかったのですが、新しい技術にどんどんチャレンジできる環境です。例えば、同じような部門で働いていて、こんな技術を使ってこういうことがしたい、といった思いがある方に向いていると思います。

また、コーポレートIT室は、管理部門を対象としたサービスを提供しているので、業務フローのあるべき姿を検討し、システム化を企画して、システム開発が走る、というプロセスを踏みます。このプロセスって、LINEにおける一般向けのサービス開発とは異なるんですけど、逆にSIでの開発受託の仕方と同じだったりするので、SI経験がある人、特にITコンサル、PM、SEをやっていた人がスキルを活かして活躍しています。

吉野

Web系企業では、SaaS製品導入などの様々なソリューションに携わった人も増えてきましたね。仕事やその環境に、何を求め、何をやりがいにするかは人によって違うと思います。ですが、これまでの経験を活かして、新しいチャレンジや本当に役に立つシステム作りがしたい人には、さらに良い経験ができる会社だと思います。

――最後に、LINEのEnterprise ITセンターで働くことに興味がある人に伝えたいことはありますか?

吉野

「さすがLINE」と他社がびっくりするような、世界No.1の働く環境を提供していきたいと思っています。まだやりたいこと、やらなければいけないことがいっぱいありますが、社員が働きやすい環境を一緒に考えたり、それをみんなで実現していくことは、自分にとってもエキサイティングで、非常にやりがいがある仕事です。ここまで読んでいただいて、少しでも一緒に取り組みたいと、興味を持った方がいれば、ぜひエントリーしていただきたいですね。

竹内

社内ITは地味という印象がありますが、企業を内側から支える大事な役割です。LINEでは、社内ITの立場は尊重されていますし、大事な役割を担えているという実感とともに働くことが出来ます。

今後、ますます拡大していくLINEの巨大なサービスを支えていくミッションにチャレンジしてみたい方、LINEが掲げるLINE STYLEやWOWの理念に共感できる方、ぜひ一緒に働きましょう!

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桃木 耕太

2013年にLINEに中途で入社、今は開発組織と採用組織でWebサイト/コンテンツやイベントの企画/制作などをしてます。