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LINEでは、こうしてます。

LINE京都オフィスが移転。国内外からエンジニアが集結する、開発に特化した新オフィス

LINE KYOTO(以下、京都オフィス)は、東京、福岡に続いて日本国内で3番目に立ち上がったLINEの技術・開発拠点です。2018年に設立したばかりですが、社員数の増加に伴い、2019年の秋に京都市内で移転をしました。

京都オフィスでは、サーバーサイドやインフラ、クライアント、フロントエンド、ClovaなどのAI領域における専門性の高い分野の開発事業を行い、多種・多様なエンジニアが働いています。

もともと関西圏在住の社員だけでなく、UターンやIターン、東京のオフィスから京都オフィスに環境を変えて働いている社員、海外から移住してきたエンジニアも在籍しています。今回は、そんな移転したばかりの京都の新オフィスを、ご紹介します。

「和」の装いを取り入れたエントランス

京都オフィスのエントランスは、木の温もりを感じさせる和モダンなつくりです。木目カウンターの上に飾られたLINEロゴの周りには、市松模様に化粧砂利が敷かれています。

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社内報用

通路脇にも化粧砂利を敷いて、石庭をイメージしています。何気ない部分に、趣を感じられるのも京都ならではです。

くつろぎと利便性を備えたオープンスペース

京都オフィスは、ワンフロアのみのコンパクトなオフィスですが、社員が快適に働くための様々な工夫がなされています。

こちらには大画面モニターが設置してあり、ワークラウンジとしても利用されています。ワイヤレスプレゼンテーションシステムが導入されており、ボタンを押すだけでモニター投影ができてとても便利です。

ワークラウンジとしてだけでなく、ランチ時には食事をとったり、休憩したりもできます。

様々なシチュエーションを想定し、場所を選ばずに自由な環境下で仕事ができます。

向かい合わせの「ファミレス席」や、打ち合わせ後にサッと要点をまとめたいときなどに便利な、半個室のラックシートを設置しています。

会議やイベントができるシアターラウンジ

オープンスペースを進むと、クリエイティビティが高まりそうな、シアターラウンジへと繋がります。

吸音に寄与する木製ルーバーのパーテーションや、柔らかな自然光が入る居心地の良い空間設計です。

こちらのスペースには、170インチの短焦点プロジェクターを完備しており、シアターラウンジとして約40人規模の会議が行えます。他にも学生やエンジニアの方々とのコミュニケーションやイベントを行えるラボスペースとしての役割も兼ねています。

参加人数が多く「イスが足りない」ときには、ワークラウンジのモニターに同じ映像を映して連携することで、より多くの人が参加できます。

会議がないときは、ノートPCを広げて作業したり、小上がりでくつろいだりできるスペース。

執務スペースは豊富な収納を備えた、作業しやすいレイアウト

こちらが社員が仕事をする執務スペースです。各オフィス共通で、座り心地に配慮したアーロンチェアと、高さを変えられる木目調の昇降デスクを備えています。昇降デスクは、引っ越しの際に一新したもので、昇降時の音がとても静かで動作もなめらかだそう。

基本、座席は固定ですが、気分に合わせてスタンディングで仕事が出来るので、自席にいながら、気分を変えて仕事ができます。

全席、電動昇降デスクとアーロンチェアを完備。

持参した畳を敷いて、その上で裸足になって仕事するメンバーも。

執務スペースの壁には収納力抜群の大きなコンテナウォールを配置しています。スチールラックにコンテナを置くことで、様々な機器や社内備品や防災備蓄、私物などを収納することができます。特にエンジニアが多く働くオフィスでは、機器なども多いので、整理整頓に役立ちます。

スチールラックは、素地のままのシンプルなデザインで、サビないように防サビ加工を施しています。

カジュアルなミーティングルーム

少人数のミーティングやスタディールームとして利用される「家くらいカジュアル」な会議室。各部屋のデスクやイス、照明が異なったつくりになっていて、壁には京都オフィスのために描かれた絵が飾られています。

庭園を眺めながら、くつろぐLINEのキャラクターたちが描かれた絵。

京都の細道を散歩するLINEキャラクター。

プレイラウンジでちょっと息抜き

プレイラウンジには、大きなリバーシテーブルと、ゆったりとくつろげるソファが配置されています。

休憩中に、リフレッシュがてら対局。

リバーシの大きさに驚かされます。

他にも遊び心を感じられるインテリアとして、観葉植物が植えられたブラウンのプランターは、2018年に京都オフィスのオープニングパーティーで使用したLINEオリジナル酒樽を再利用したものです。環境に配慮した素材とLINE×和をモチーフにしたインテリアです。

酒樽が観葉植物用のプランターへとリユース。

緑のネオンサインが光る、こちらの壁はラクガキ専用ウォールになっています。アイデアの走り書き、スケジュールのメモ、社員に向けて届けたいお気に入りの名言などをホワイトボードとして、自由に利用できます。

あったら嬉しいラクガキスペース。

各オフィスのデザインを担う、スペースデザインチーム

京都オフィスをはじめ、LINEのオフィスの増床や移転は、「ファシリティマネジメントチーム」をはじめ、様々な部署が協力して計画・設計を行ないます。

その中でも、「スペースデザインチーム」は空間デザインを担当し、機能的でデザインにも優れたインテリアのセレクトもしています。京都オフィスのデザインを担当したチームメンバーが、以下のように話してくれました。

どのオフィスをつくるときも同様ですが、私たちは社員が自慢したくなるオフィスをつくることが重要だと思ってます。京都オフィスでは、大きく2つのことを意識しました。

  • 1)アップデートする
    京都オフィスは、LINEの他のオフィスと比べると規模が小さいです。その分、ここで働く社員のオフィスへの関心度はとても高く、自分たちの家をつくるくらいの熱量を持っています。

    実際に、移転前の京都オフィスは、社員全員で物件を見学して決めました。そんな思いを持つ社員の要望を細かく聞けるので、導線計画から平面構成、家具選定からセキュリティ面に至るまで、ディテールにこだわりながら、前オフィスからのアップデートを意識して設計を進めました。

  • 2)発見をつくる
    機会があれば、実際に訪れて見つけてほしいのですが、気付いた人が、「これ知ってる?」と、誰かに言いたくなるような、小さな仕掛けをたくさん盛り込みました。京都オフィスはイベントが多いので、社員がゲストに自慢してくれてると嬉しいです。

LINEのオフィスデザインは以下の記事でも紹介しています。
大崎オフィスのデザイン的特徴とLINEの空間デザイナーでいるということ。

国内外からの観光客が多く、人気の観光名所・京都ならではの風情が散見される、京都オフィス。多種・多様なエンジニアが集まるオフィスとして、これからも京都発のWOWなサービスを日本国内はもちろん、グローバルで発信するために挑戦し続けます。

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松永 理沙

PR室で社内広報をしています。2019年よりLINEに入社。スピーチやコピーライティング、PRなどの企業のブランド活動に携わってきました。休日は漫画、ゲームばかりで、長男・夫とインドアに過ごしてます。旅行も好きで、関東と中部圏のロープウェイは制覇しました。ダムも詳しいです。