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LINEでは、こうしてます。
LINEのなかみ

購買室の仕事を紹介します

LINEで生まれる新しいアイデアやサービスを支える部門・チームを紹介する「LINEのなかみ」。

今回は、LINEグループで扱う物品やサービスの調達・購買を通して各事業の成長を支える、購買室の仕事を室長の梅田進也に紹介してもらいました。単なるコストダウンだけでなく、QCD(Quality、Cost、Delivery)の観点でいかに良い調達を行うか。業界や個々の企業によっても役割が異なるという購買の業務について紹介してもらいました。

購買室 室長の梅田進也。

――自己紹介をお願いします。

梅田

LINEには2019年に入社し、購買室の室長として働いています。以前は、通信事業者、医療機器、化学、電機、飲料といったメーカー、そして小売業・・・と多岐にわたる業界の中で仕事をしていましたが、一貫して、調達や購買と呼ばれる仕事に携わってきました。社会人になって取得した経営修士号も「日本の調達購買構造」というテーマで論文を書いたり、調達・購買職に20年来どっぷりはまっていますね。

――購買室の役割やチーム構成について教えてください。

梅田

一般的に購買部門は、外部からの仕入において、企業における3大資産と言われるヒト・モノ・カネの要素すべてを、品質・コスト・デリバリー(QCD)の観点で管理していく役割です。

購買部門に期待されることは、業界によっても、経営者の方針、企業の成長段階によっても異なるんです。とある企業ではコストカッターとして徹底的に支出削減を期待されることもありますし、別の企業では輸入業務も含め、納品されるモノの納期管理に重点を置く企業もあります。品質管理部門を購買の中に持って納入されるモノやサービスの品質管理をしている場合もありますし、購買法務という言い方で契約全般管理を担っている場合もあります。

LINEの購買室は、本格的に立ち上がって間もない組織で、QCDを改善し管理できるようにすることが現状のミッションです。具体的には、モノやサービスの正しい買い方の仕組みやプロセスを作っていくことがまずは重要ですね。例えば、ある製品のコストが割高なのかどうかは、去年いくらで買ったのか、類似の製品がいくらなのかが分からないと判断がつきません。そうした正しい判断軸をもとに、買い方のルールを整え、仕組み化し記録に残すということが、QCDをより良くしていくための第一歩だと考えています。正直まだまだこれからの立ち上げフェーズですね。

購買室の組織としては、モノの購買を担当する購買チームとヒトのリソースの確保を担当する業務委託チームの2チームで構成されています。購買チーム、また、両チームにまたがるもう1つの役割として、Procure to Pay(P2P)と呼ばれる発注から支払いのオペレーション担当も存在します。合わせて、現在20名ほどの組織になっています。

ーー各チームや担当する業務について詳しく教えてください。

梅田

購買チームは、モノの購買を担当しているため、商材領域ごとに業務を進めてます。LINEではソフトウェア・ライセンス、ファシリティ物品・工事、マーケティング、データセンターインフラ・ネットワーク機器、テレコミュニケーション、総務全般といった6つのカテゴリで商材を分けています。

ヒトの購買を担当する業務委託チームは、主にエンジニア、コンサルティング、通訳翻訳など多岐にわたる領域を外部からリソース確保する業務です。

どちらのチームも各領域にカテゴリマスターと呼ばれる専門家と、パダワン(弟子)を配置していて、担当カテゴリの購買専門家を目指して知見を深めつつ日々業務に取り組んでいます。
また、購買のオペレーションを行うP2P担当の業務は、取引先の登録更新管理、注文書発行業務、検収・支払管理などです。 成長を続けるビジネスの中で、購買に加え経理領域にもまたがり、飛躍的に増える業務をいかに最適化していくか、日々オペレーションの改善に努めています。

――LINEの購買室ならではの働き方について教えてください。

梅田

同様の規模を持つような他社の購買組織と比較すると、LINEという会社自体が比較的若いこと、購買室が先ほど説明したようなチーム体制になってから1年程度と、大変若い組織だと思います。他社での購買経験が長い方からすると、プロセスやシステムが物足りず驚かれる部分も正直あるはずです。一方、これだけ大きな会社の中で、そこをこれから作り上げることができるということが、働く上での大きな特徴だとも思っています。

また、これは他の組織も共通しますが、いわゆるバックオフィスと呼ばれる管理部門では社内ユーザーをカスタマーと捉え、いかにLINEサービスの競争力向上に貢献するかをミッションとしてすべからく掲げています。我々購買室も同様に、LINEの行動規範でもある「WOW」の実現を購買活動でより強く支えることを目指しています。

その意味でも、購買組織としては珍しいポイントだと思いますが、LINEの購買室では明確にコストダウンの目標数字を掲げてはいません。コストだけでなく、ユーザーである社員が知りえなかった契約上の要点を網羅したり、通常数カ月かかるような契約を短期間でまとめあげたり、購買活動において実現できる様々な「WOW」が存在していると考えています。その意味ではメンバー自身で自分が思う貢献や「WOW」を掲げて、自らの価値観で仕事ができる環境ができていると思っています。

――チームにはどんな経歴のメンバーがいますか

梅田

LINE設立時から業務オペレーションを支えてきたメンバーに加えて、中途入社で外資電機メーカーや通信会社、SIerといった企業の購買職、また購買職だけでなく営業、経営コンサルタントなどの多様なバックグラウンドを持った人が所属していますね。共通している点としては、過去何らかの場面で購買活動に直接的・間接的にもかかわった経験があり、購買という仕事へそれぞれの理由で惹かれて集まってきたメンバーです。

これから入ってきてほしい人のイメージだと、まだまだLINEの購買室は若い組織で、フローを確立していく過程なので、購買担当として凛として本来守るべきルール・プロセスを理解していること、それを周囲に伝えることができるか、ということが重要です。そして、柔軟性をもって変化を楽しむことができることも併せ持ってほしい、相反していることを言っているようですが大事な感覚だと思っています。

購買担当の素養として期待したいのは、良い意味で「オタク気質」であることです。人一倍の好奇心・向上心をもって、担当したカテゴリについては一番詳しいんだと自負できるようになることを、喜びにできる方は向いていると思いますね。LINE社内も購買のみならずWikiや先端ツールによる情報共有や平準化が進んでいるので、特定の得意領域にこだわりが持てる方は活躍しやすいと思います。

――LINEの購買室ならではのやりがいや、得られる経験について教えてください。

梅田

購買というキャリアそのものでいえば、大きく3点あると思っています。

1つは、購買のカテゴリにおける専門性を突き詰めれば、業界を問わず活躍できるスキルが身に付く点です。例えば名刺はどの会社でも買うように、間接材に対する経験はどの会社でも必要とされます。購買担当として基礎的な経験をちゃんと積み重ねることができます。

2つめは業務改善の経験。購買部門は、冒頭のヒト・モノ・カネのすべてに関連するので、人事・経理・財務・法務という一般的にバックオフィスと呼称される仕事全般に少なからず関与します。携わる業務によっては、購買に限らずそこからの発展的なキャリアも考えるチャンスがあると思います。

3つめは、購買として大小様々な外部企業と契約からクロージングまでを主体的に進め、時には契約先の企業の社長と同じような目線で、最もWin-Winなパートナーシップを考えられること。個人的には、MBAにいくよりもはるかに実践的なビジネスセンスが磨かれる点だとも思います。

そして、LINEにおける購買のやりがいは、何といっても次々新しく、幅広い事業が生まれる会社なので、扱う商材も新規性、多様性に富んでいる点ではないでしょうか。IT企業の購買の王道であるエンジニア業務委託系の購買はもちろんコアとなるところですが、LINEは本当に幅広い事業を展開していますし、例えばFintech事業では、金融・保険業界に近しい分野の購買もあり得ます。1つの会社にいて、ここまで多様な分野の購買経験ができるのは、LINEならではの特徴であり、大きな魅力だと強く感じています。

――最後に、LINEの購買室に興味を持ってくれた方へのメッセージをお願いします!

梅田

購買のキャリアを歩む上で、LINEは今後開発すべきフロンティアな領域が多く残されていて、日々飽きることのない充実した仕事をお約束できます。これまで購買を経験された方にとっては、これまで以上の裁量を持った仕事ができること、未経験の方にとっては、1から購買業務が学べることができる環境です。ぜひ一緒に働きましょう!

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桃木 耕太

2013年にLINEに中途で入社、今は開発組織と採用組織でWebサイト/コンテンツやイベントの企画/制作などをしてます。