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【REPORT】新サービスの企画者が集結した「LINE PM Meetup」...OpenChat、LINEスタンプ プレミアム、LINE Score、LINE証券の展望

先日LINEの社内カフェにて「LINE PM Meetup」が開催され、LINE CONFERENCE 2019で明かされた展望を、プロダクトとして形にする企画者たちが登壇。

絵に描いた餅ではなく現実のプロダクトとして実現していく苦労や課題解決、立ち上げ・成長過程での工夫などをそれぞれの経験から話しました。

後半には懇親会も行われ、盛りだくさんとなったイベントの一部をご紹介します。

風呂敷を広げたままではいられない


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イベントの冒頭では、執行役員 LINE企画担当の入江和孝が登壇。イントロのトークを展開しました。

入江

現在の状況としては、ユーザーのユースケースやニーズが日々変化し、世界の競合サービスも今なお新たな取り組みを続けています。巨大なコミュニケーションインフラを維持しつつ競合に負けないサービスを作り上げていくためには、LINE CONFERENCE 2019で発表されたようなアグレッシブなチャレンジを続けなければいけないと考えています。ただ、例えば「OpenChat」やLINEスタンプのサブスク化、LINE Score、LINE証券などの様々な風呂敷は広げたんですけど、それを実際に実現していくところを担うのが重要で、それこそがLINEにおけるPMの役割です。

多様性のあるLINEのPMというポジションですが、共通しているのは「進めること」「やりきること」「改善し続けること」の3つです。風呂敷を広げたままでなく、実際にユーザーの元へ届ける。そしてやりっぱなしではなく改善し続けて、日々変わり続けるユーザーのユースケースやニーズに応え続けることがPMに求められることです。

OpenChatのグロースに取り組むPMの仕事


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LINEのグループ機能を強化・拡張した大型新機能「OpenChat」に関連したPMの仕事を紹介するために登壇したのは、コンテンツサービス企画チームのマネージャー椙村允詞。

椙村

既存のLINEグループとOpenChatでは、異なるポイントがたくさんあります。様々な招待方法やチャットごとのプロフィール設定、充実したAdmin機能によって、例えば保護者の会、ゲームのギルドの会やスポーツ実況など、これまでのLINEではできなかったコミュニケーションも可能になります。

今まさに、OpenChatのグロースに取り組むプロダクトマーケティングのプランニングを進めています。ユーザーのプロダクト利用機会をいかに創出するか、プロダクトに対するフィードバックを踏まえてどう改善の提案をしていくのかがミッションです。OpenChatの期待値としては、LINEのたくさんのユーザーコミュニケーションの中で活用されてこそ意味があると思っていて、日常に定着させていくという部分でPMとしてマーケティングアクションも担っていくことが求められています。

PMだからこそできるユーザー理解やデータ分析の観点を活かして、どうユーザーにコミュニケーションしていくのか。そして、マーケティングアクションを受けてプロダクト自体も改善していく。当たり前かも知れませんが、プロダクト企画とマーケティングがサイクルとして連動することがグロースにおいて重要です。私個人にとっても新しいチャレンジになるのですが、これまでのPMという立場の領域に加えて、マーケ戦略や広告出稿、インフルエンサーマーケ、SNS企画など新たな領域にも取り組んでいます。これに限らず、サービスをより良いものにするために、自分の幅を広げながらチャレンジしているのは、LINEのPMらしい姿勢かなと思います。

*椙村が担当するOpenChatの仕事についてはコチラ

スタンプ関連プロジェクトの裏側


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続いて、「LINEスタンプ プレミアム」を担当するコンテンツサービス企画チームの道下洋明が登壇。300万種類を超えるクリエイターズスタンプが月額240円(学生120円)で使い放題という、BIGプロジェクトの実態について話しました。

道下

2018年5月の案件スタート時から、スタンプの事業部と企画室は二人三脚でやってきています。ユーザー調査の段階から一緒に動き、事業アイデアに対してUXドラフトで具体化するなど協力しながら進めてきました。また、もう1つなくてはならない存在がデータ分析の専門組織であるLINE Data Labsです。例えば、ユーザーにも事業的にもメリットがあるプライシングやマーケティングターゲットなどあらゆる議論において根拠を数値で出してくれます。LINEスタンプ プレミアムの事業試算だけでなく、ユーザ行動分析、新たなUIの評価やABテストの設計など、UI/UXの企画でも頻繁にレポーティングしてもらっていて心強い味方です。

とはいえ上手くいくことばかりではなくて、データの落とし穴の事例も紹介します。スタンプ事業の拡大を優先してそもそもUIのログをとっていないケースがけっこうあったり、viewカウントの定義がiOSとAndroidで違う、流入の定義が評価者によって違うなどがあり、ログの取得も分析も認識をすり合わせてからスタートする必要がありましたね。もちろん今では活用できるだけのログデータの収集や解析ができる状況が整備されていっているのですが、まだまだ取り組まないといけない部分は多くあります。

データ活用で意識しているポイントとしては、まずそのログが正しいのかきちんと検証すること、自分はこう改善したい・改善できたという思いを捨て、バイアスを掛けずにフラットな目線でデータを見ること。そして確実に結果が出ると思っていても効果が出ないこともあるので、ABテストをできるだけ実施することです。このようにデータと格闘しながら日々、スタンプのビジネスをどうグロースさせるかを考えています。

LINE ScoreにおけるPMの役割


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LINEの独自スコアリングサービス「LINE Score」からは、サービス企画チームの川崎 龍吾が登壇。LINEの金融部門でPMとして働く中で大切なことについて、現場で今感じていることを元に話しました。

川崎

「LINE Score」は、ユーザー数が圧倒的に多いLINE上のサービスということ、そしてスコアリングというプロダクトの特性もありますが、ラウドマイノリティの意見で炎上するなど、作り手があずかり知らぬところで評価や評判が独り歩きしてしまう可能性を持っています。ただ、市場が黎明期だからこそ、我々はリーディングカンパニーとして徹底的にユーザーに誠実でないといけないと思っています。

LINE上でサービスを展開する上での魅力は、やはり8,100万人のMAUというユーザー基盤なのですが、ユーザーのデータを同意なく自由に扱えるわけではありません。我々では、ユーザー同士のトークや通話内容などの情報は保有していませんし、それらはスコアにも活用していません。大前提として、LINEはプラットフォーマーとして、ユーザーや企業などにはデータの取得範囲や利用目的を丁寧に説明する責務があります。厳格なデータ管理だけでなく、外部企業への連携方法や、連携先での管理体制に最大限注意を払った上での、サービス設計が求められています。

ですから、プロジェクトを推進するにあたり、営業、データサイエンス、経営管理、法務、コンプラ、セキュリティ、PRなど各部門から、日々いろいろな意見が飛び交います。あらゆる部門の立場での意見があるので、企画の立場としては、それらを尊重しながらも最後の意思決定をすることが必要です。提携先等の既存の金融企業の運営ノウハウは取り入れつつも、模倣になっては本末転倒なので、LINEらしいユーザー体験を考え抜く姿勢が大事だと思っています。

*川崎が担当するLINE Scoreの仕事についてはコチラ

LINE証券が目指す、気軽で不安を感じさせない金融体験


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2019年秋頃にスタート予定の「LINE証券」におけるPMの仕事については、証券サービス企画チームから石川紘子が説明しました。

石川

厳選された日本のリーディング企業100社の株式を1株、最低で150円程度から平均で3000円程度の少額から購入できるサービスで、シンプルで直感的な操作ができるUI/UXを準備しています。平日21時までリアルタイムの売買ができるのも特徴の1つです。手軽で少額から始められる株式投資というコンセプトで作っているところです。

金融・証券サービスということで、企画者としての担当範囲にも独特な部分もあるかなと思います。ミドル、バックシステムとの接続や、規制への対応として、金融庁や日本証券業協会への確認をしなければなりません。あと仕様を詰める際にも、商品企画・基幹システム開発者・業務オペレーションの人と一緒にやらなくてはいけません。これまで関わる機会の少なかった人たちとの連携をいかにスムーズにするかは、腕の見せどころかなと。

これは対象ユーザーの調査をした結果なんですが、投資未経験の方の中では、「投資をすぐにでもしたい!」というよりは、「いつかはやりたいが、資金や時間を作ることがネック。今じゃなくてもいいかな......」と考えるユーザーが多いことがわかりました。LINE証券としては、そういった人たちの投資するハードルをとにかく下げ、ユーザーが極力不安を感じずに投資ができるようにしたい。そのためにも、思わず投資したくなるコンテンツや、その気持ちを萎えさせない簡単なUI/UXの設計が重要で、企画→テストのサイクルを回しながら、今頑張って作っているところです。今後たくさんのプロダクトを準備していますので、楽しみにしていてください!

*石川が担当するLINE証券の仕事についてはコチラ

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以上、「LINE PM Meetup」の模様をお伝えしました。後半には登壇者も参加する懇親会が行われ、来場いただいた方々とお話が盛り上がり楽しい時間を過ごしました。

つねに新しいことに、チャレンジし続けているLINEのPMたち。今回ご紹介した各サービスに興味がある方、新しいことに挑戦したいと思っている方はぜひ、募集ポジションのリンクからご連絡ください。

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