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ZHD戦略方針説明会レポート!ZHDとの経営統合に込めた想い

LINEはZホールディングス(以下、ZHD)と2021年3月1日に経営統合しました。今回の記事では、3月1日に開催された新生ZHD戦略方針説明会の様子をレポートします。

ZHD社員向け「新生ZHD誕生記念式典」について、Yahoo! JAPANコーポレートブログにて紹介しています。合わせてご覧ください。

「ヤフー株式会社とLINE株式会社がグループ企業に! 社員向けオンラインイベントの裏側」

(参考)5分でわかるLINEの経営統合

新生ZHD戦略方針説明会

3月1日日、16時30分より行われた、新生ZHD戦略方針説明会。オフライン・オンラインにてメディアの方に集まっていただく他、LINE社員だけではなく、多くのZHDグループ企業の社員もオンライン視聴で参加しました。

冒頭は、インターネットの歴史とこれからの可能性を語る経営統合ビジョン動画『できるを、もっと。』から始まります。

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「25年前、ヤフーはインターネットをみんなのものにした。」

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「10年前、LINEはコミュニケーションのあり方を変えた。」

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「でも、まだまだだ。この国に残された様々な課題を、データとAIの力で解決しよう。一極集中するインターネットに、新しい選択肢を作ろう。」

続いて、Co-CEOである川邊、そして出澤から新生ZHDの今後の戦略が語られました。

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川邊

新生ZHDは、サービス国内総利用数3億超となり、多くの方にサービスをご利用いただく企業となりました。インターネットが大好きな我々だからこそ、インターネットをはじめとした情報技術が持つ可能性を信じ、社会や人々の生活をより豊かで便利にしていきたいと考えています。

出澤

世界には、素晴らしいサービスを生み出すグローバル企業があります。しかし、一人ひとりの課題を解決するためには、パーソナライズされた、ローカルに根差したサービスでなければなりません。

川邊

人々のやりたいことを叶えるための選択肢を提供し、より豊かで便利な暮らしの実現に貢献していく。その結果として、ユーザーのみなさまからご支持いただける存在でありたい。

2019年の経営統合の発表から約1年4ヶ月の間に、その想いを強くしてまいりました。情報技術の力で、皆さんに「できるを、もっと。」を届ける。それが新生ZHDの目指すところです。

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特に課題が大きく、インターネットの力でその課題の解決が見込める領域を集中領域として事業を展開する。

川邊

そして、我々にとって集中領域であるサービスを成功させるキーテクノロジーは、AIです。我々が目指すのは、リアルタイムかつビッグデータとAIを掛け合わせたパーソナライズドサービス。データやAIの力で、新たな価値やシナジーを強固に創出していきます。

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AI事業を中心に5年で5,000億円の投資、5年で5,000人のAI人材の増員を目指すと発表した。

出澤

最後にもう1つ。ぜひ、皆さんの「したいこと」「できるようになりたいこと」を聞かせてください。

新生ZHD特設サイトにて、「課題解決ボックス」を用意しました。

皆さんとともに、情報技術の力で、より豊かで便利な世界を創っていきたいと考えています。

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新生ZHD特設サイト https://www.z-holdings.co.jp/special/

ちなみに、戦略方針説明会は、実はブルーバックでCGを合成して映像を作っています。川邊・出澤のCo-CEO2名は、CGに合わせてアクションするなど、演技も求められる難易度の高い現場でした。

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そして戦略方針説明の後は、フォトセッションをはさみ、質疑応答へ進みます。本記事では、1つだけご紹介します。

スクリーンショット
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2人が着けているネクタイは、互いのコーポレートカラーで特注製作した

――経営統合の発表から1年4ヵ月の議論の中で、お互いどのような新たな発見がありましたか?

川邊

この1年4ヵ月は統合のことにも取り組みながらも、コロナ禍ということで、「まず目の前の困っているユーザーのためにできることをやろう」という姿勢で仕事をしてきました。その中で大きな発見をしました。

2020年2月、ダイヤモンド・プリンセス号の中に2000台のスマホを乗客に提供し、LINEヘルスケアの「健康相談サービス」で乗客の相談に乗ったこと、そしてLINEを通じて全国民に一斉調査した「新型コロナウイルス対策のための全国調査」です。この突破力、そしてユーザーからすぐにレスポンスが来るという共振関係は、本当に素晴らしいと思っています。全国何千万人に対して健康状態を聞く術をヤフーは持っていません。

LINEは自ら社会課題を解決したいという思いの中で情熱ドリブンに新たなサービスを開き、新たなサービスを提供しました。これはヤフーだけではできないと思いますので、ますます今後一緒にやっていくことに期待を持っています。

出澤

私の発見については2つほどあります。1つは、ヤフーは非常に大きい会社ですがスピードが早いなと。特に経営陣の意思決定の速さと、物事を前に進めていくスピードです。コロナ禍で直接会えない状況でしたが、逆にオンラインミーティングはコロナ前よりも頻繁にできていて、朝から晩まで川邊さんや役員の皆さんと話す機会があったので、特にそうした発見が多かったです。

あともう1つは、どうやって社員と気持ちを通じ合わせるかというコミュニケーションは、さまざまなトライ&エラーをされていて非常に学ぶことが多かったです。例えば、1on1ミーティングについて、また役員間の情報共有の仕方、コーチングなどの仕組みも最先端のものを取り入れられていて、とても参考になりました。お会いした社員の皆さんが、パッションを持っていて非常に優秀な方々でした。

LINEもすごく良いメンバーと仕事をしているという自負はありますが、本当に会う方が皆さん優秀な人ばかりで、これから一緒に仕事をすることができるということを楽しみにできた1年4ヵ月でした。この両社が力を合わせれば非常に良い成果が出るのではないかと思っています。

(参考)アーカイブ動画はこちらをご覧ください。

ZHDとの経営統合に込めた想い

最後に、ZHDとの経営統合に込めた想いを、冒頭でもご紹介したビジョン動画『できるを、もっと。』と新聞広告をご紹介します。 世の中に役立つことをしたい、今までにない「WOW」を世の中に提供していきたい。そんな決意を動画や新聞広告で表現しています。

経営統合ビジョン動画『できるを、もっと。』

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新聞広告(2021年3月1日)「経営統合ビジョン広告」(新聞30段)

世の中には、インターネットや情報技術がまだ「便利にしきれていない領域」が多くあります。DXが進んでいるとはいえ、まだ、「オンライン」と「オフライン」の間に垣根がある状態です。

例えば、金融やヘルスケア、そして飲食・宿泊予約において、その垣根が取り除かれれば、もっと便利にすることができます。そして今、あとはやるだけだ、というところまできています。

インターネットの力を信じている私たちだからこそ、「もっともっと便利にできる」ことが多くある。LINEもヤフーも、同じ志を持っています。ぜひ、これからのLINE、そしてZHDに期待いただけると嬉しいです。

ZHDと経営統合したこれからも、OnLINEではLINEの中にあるWOWやチャレンジをお届けしていきます。今後も、よろしくお願いします!

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松永 理沙

PR室で社内広報をしています。2019年よりLINEに入社。スピーチやコピーライティング、PRなどの企業のブランド活動に携わってきました。休日は漫画、ゲームばかりで、長男・夫とインドアに過ごしてます。旅行も好きで、関東と中部圏のロープウェイは制覇しました。ダムも詳しいです。