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LINEでは、こうしてます。
WOW FRIDAY

LINEアイコンライブラリ「LAICON」とLINE10周年キャンペーンの裏側とは

LINEでは、毎月最終金曜日に、「WOW FRIDAY」という社内イベントを開催しています。WOW FRIDAYは、LINEの中の「WOW=NO.1」なプロジェクトの事例や、その裏側、どのような情熱をもって取り組んだのかをLINERに共有する場です。

今回は、LINE社内で使えるアイコンライブラリ「LAICON」とLINE10周年イベント「今日も、LINEからつながる」の担当者2名にご登壇いただきました。(上記の写真、左上より時計回りに、MC役の笠岡、岡崎、椙村)

サービスを加速させるアイコンプロジェクト

まず、LINEやLINEファミリーサービスのデザイン・開発上で使えるアイコンを提供しているライブラリ「LAICON (LINE Atomic Icon)」について、フロントエンド開発センターの岡崎より紹介しました。

岡崎

「サービスを加速させるアイコンプロジェクト」について、ご紹介します。このプロジェクトについて、私たちが選んだLINE STYLE 2.0のキーワードは、「Users Rule 全ての原点は、ユーザーニーズ」です。このプロジェクトがUsers Rule に基づいている理由を説明していきます。

まずは、プロジェクト概要をご紹介します。LINE社内には、LINEファミリーサービスで使用できるLINEオリジナルのアイコンライブラリがあります。それがLAICONです。

サイトで簡単にアイコンを探すことができ、サービスのWebやアプリに利用することができます。また、社内向けの資料でも自由にお使い頂けます。

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現時点で社内外あわせて50以上のサービスで導入されている。

下に表示しているのは、以前、コミュニケーションアプリ「LINE」にあった、「閉じる」ボタンです。

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閉じるボタンだけでも、10種類のデザインがあった。

この「閉じる」ボタンの例のように、当時は、バラバラなアイコンデザインや名前であったり、再利用されないアイコンが大量にあったりと、プランナーもデザイナーもエンジニアも困っていました。

これらの声を解決するべく、デザイナーとエンジニアが協業し、LINE Design System(LDS)というプロジェクトが始まりました。LINE Design Systemよりも多くのアイコンやフォーマットを提供できるようにしたのが、LAICONです。

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LAICONでは、CSSやVue、Reactなどのフォーマットに出力できる。

このLAICONにより、とあるプロジェクトにおいては、プランニング、デザイン、開発にかかる時間を削減し、トータルで30%の時短に成功しています。

プランナーの求める「時間とコストの削減」、デザイナーの求める「一貫したデザインとユーザー体験」、エンジニアの求める「効率性と拡張性」を満たすことができました。

しかし、それだけではLAICONにはまだ課題がありました。アイコンのラインナップ数です。従来はデザイナーが制作したアイコンを、エンジニアがコードに変換して手作業で登録する必要があり手間になっていましたが、デザイナーがWebサイト経由でアイコンを自身で登録し、自動でコードに変換してデプロイできる機能を加えました。

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このように、プランニング・デザイン・エンジニアの3者の声に応えていくことで、開発時間の削減を実現させることができました。

LAICONは社員に使っていただいてこそ価値のあるサービスです。アイコンを使ってもらえることが開発チームにとって何よりの喜びですので、LINE社員のみなさんに自由に使っていただけたらと思います。

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LINEをもっと特別なサービスにするために

次に、「今日も、LINEからつながる」 のキャンペーンを担当しているLINEプランニングセンターの椙村より話しました。

椙村

「LINEをもっと特別なサービスにするために」のプロジェクトをご紹介します。

このプロジェクトでは、未知のプロジェクトをチーム全体で楽しめていたことから、「Enjoy the Challenges ワクワクしなければ、仕事じゃない」を選びました。

私たちのプロジェクトは、「今日も、LINEからつながる」をタグラインとし、LINEの機能面ではなく、情緒面の価値を訴求する動画を作成したプロジェクトです。この動画を通じて、LINEが「役立つ」だけでなく「意味のある」状態を維持し高めることを目指しています。

いま2つの動画を公開していますが、いずれもLINEの一般的な利用シーンを題材として、「人と人がつながる瞬間にLINEがある」ことを表現しています。

たくさんの再生回数だけでなく、いいね!やコメントも多くいただきました。

プロジェクト設計する際に、情緒的な価値の定量化が難しいために、どうやって施策を打つかは議論を重ねたところです。最終的には、「KPIハックをしない」をキーワードとし、動画の作り込みとその導線を最大化することに取り組みました。

実は今回は広告費ゼロで動いていて、LINEアプリ内で告知するのみだったんです。結果的には、LINE経由で再生回数を多くいただくことができました。いいね!なども多くいただいたので、YouTubeでおすすめ動画として表示されたことも多くのユーザーに見ていただくきっかけとなりました。

ユーザーだけでなく、社内でも「感動した」「共感ポイントたくさんあった」とコメントをいただいて嬉しいです。いまも新しい動画を制作していますので、楽しみにしていただけたらと思います。

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今回のWOW FRIDAYは、LINE社内のアイコンライブラリ「LAICON」と「今日も、LINEからつながる」の動画制作についてお届けしました。

次回は、21年4月の新卒新入社員のみなさんをご紹介予定です。お楽しみに!

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松永 理沙

PR室で社内広報をしています。2019年よりLINEに入社。スピーチやコピーライティング、PRなどの企業のブランド活動に携わってきました。休日は漫画、ゲームばかりで、長男・夫とインドアに過ごしてます。旅行も好きで、関東と中部圏のロープウェイは制覇しました。ダムも詳しいです。