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LINEの新ハノイオフィス − エンジニアの働きやすさを追求して

LINEグループで働く人やオフィスにフォーカスし、それぞれの"Story"を伝える「Our Stories」。今回は、ベトナムのLINE Technology Vietnamより、ハノイ市内で移転した新オフィスのStoryをご紹介します。

元記事はこちら(英語)

https://linecorp.com/ja/pr/news/global/2021/90

LINE Technology Vietnam(LTV)は、LINEの中でも特に勢いのある開発組織センター。若くやる気に溢れた開発者やプログラマー、テクノロジーの専門家が集まり、魅力的な次世代のLINEプロダクトを生み出しています。ベトナムのホーチミン市とハノイ市の2拠点にオフィスを構えるLTVですが、最近ハノイのオフィスが移転しました。

新しいハノイオフィスは、ビジネス街の中心にある「キャピタルプレイスビル」の2021階にあり、1484 平方メートルの広さと124の座席数を有します。

LINEが目指すオフィスは単なる「仕事の場所」ではありません。オフィス設計をするときはいつも、「柔軟性」「持続性」そして「つながりやすさ」というグローバルに共通するデザインコンセプトとスタイルを踏襲しつつ、オフィス現地のニーズや特性に合わせた空間づくりを行っています。

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新ハノイオフィスを見て「すごい!」と声をあげたのは、LTVJava担当開発者のTien Dat Nguyen(ティエン・ダット・グエン)。「特に20階のオープンスペースが気に入った」とのことでした。

一方、ブランディングチームのKhoa Ngo Dinh Anh(クォア・ゴ・ディン・アイン)は、「私にとって、ここは単に作業をする場ではなく、仲間と繋がりを感じながら安心して仕事に打ち込める空間です。景色も素敵で、外を眺めながら打ち合わせをしていると自然に良いアイデアが湧いてくる」と語ります。

LINEが各国拠点で新オフィスを開く際には必ず、クリエイティブチームがそれぞれの地域のニーズとグローバル共通のコンセプトの表現にこだわり抜きます。今回のハノイオフィスに関しては、デザインを担当した日本のチームが新型コロナ感染拡大の影響で現地へ行けず、プロジェクトの進行には特に苦労が多かったそうです。数百キロ離れた現場のチームと連携しながら、多くの作業をリモートで行わなければならない状況でしたが、現地の調査にあたっては円滑なコミュニケーションと密な情報共有を心掛け、設計から施工までチーム同士が足並みを揃えてプロジェクトを進めることができたとのことでした。

個性あふれるレセプション

レセプションは来客ゲストが最初に目に留まる場所です。そのため、他のオフィススペースとのコントラストを意識した設計になっています。ハノイオフィスでは、黒を基調とし、広々とした壁にある6面のモニターにはゲストを飽きさせないよう、PR動画が流れています。

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UIT開発者のMinh Huong Nguye(ミン・フォン・グエン)は、「足を踏み入れた瞬間、ここがLINEのオフィスだとわかります。広くゆったりとした風通しの良い空間で、West Lakeを一望できるのが特に気に入りました」と語ります。

カフェは7メートルの高天井

クールな印象のレセプションとは対照的に、カフェスペースは明るく開放的な雰囲気が漂っています。今回のオフィスデザインの"目玉"とも言えるこのカフェは、約7メートルの高天井と街を見渡す大きな窓が特徴です。

そのカフェの壁には、LINEが大切にしている価値観やLINEの開発カルチャーを表すキーワード、「Take Ownership」、「Trust and Respect」「Be Open」が描かれています。

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このスペースは、社員の休憩や打ち合わせに使うほか、ワークショップや懇親会にも使われます。また、エンジニアのテックトークなど、カンファレンスの開催場所としてもよく活用されています。そのため、テーブルなどは用途に応じて並べ替えられるようになっています。

ベトナムのオフィスは、家族のような温かな雰囲気があるのが特徴です。社員たちがカウンターでランチを食べながら、旅行先の思い出の品を手に同僚と語らう姿もよく見られます。またベトナムの人々は、屋外の空間を好む人も多く、オフィス内にいながら外の雰囲気を感じられるようにデザインされ、社員同士が交流しやすいオープンな空間に作り上げられています。

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加えて、小上がりのあるスペースでは、ベトナムの伝統衣装を着たLINEのキャラクターたちが壁に描かれています。ランチの後に、靴を脱いでのんびりと休むのにちょうどいい場所になっています。

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エンジニアに優しい空間

ベトナムは、国家の方針として技術分野の発展に力を入れてきましたが、産業の歴史も浅く、エンジニアにも若手が多くなっています。LTVもこの状況を踏まえ、特に若手エンジニアにとって魅力的なオフィスを作ることに重点を置いています。

LTVを代表して杉山快は「どのエンジニアもみな優秀で、積極的に最新の技術を学び、開発に取り組んでくれている。会社としても必要な投資を行い、エンジニアの能力開発に全力で取り組んでいきたい」と語りました。

オフィスの一角にある廊下を進むと、一面ガラス張りの窓からハノイの街を一望でき、反対側の壁にはエンジニアたちがアイデアを書き込める大きなホワイトボードが設置されています。また、デスクエリアとは雰囲気の異なる「ワークラウンジ」と呼ばれるエリアでは、社員たちが気分を変えて業務にあたることができます。

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もちろん、感染拡大の最中では他の拠点同様、ハノイオフィスでも在宅勤務の社員が多くいます。それでも、LINEにとって「オフィス」というものには大きな意味を持ちます。LINEのカルチャーをひとりひとりの社員に浸透させる上でも、カルチャーを表現したオフィス自体が重要な役割を果たしてくれます。

LTVコミュニケーターチームのQuang Vu(クアン・ヴー)は「先日、新しいオフィスを見て回ってみて、ワクワクと感激、誇らしさで胸がいっぱいになりました。隅々まで記憶に残っています。オフィスで働けるようになる日を心待ちにしています。」と声を弾ませて、話していました。

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松永 理沙

PR室で社内広報をしています。2019年よりLINEに入社。スピーチやコピーライティング、PRなどの企業のブランド活動に携わってきました。休日は漫画、ゲームばかりで、長男・夫とインドアに過ごしてます。旅行も好きで、関東と中部圏のロープウェイは制覇しました。ダムも詳しいです。