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成長環境を求めてLINEへ。ゲーム事業部で活躍する社員に聞くやりがいと面白さ

LINEには毎年多くの新入社員が入社し、それぞれの部署で日々奮闘しています。今回は2020年に新卒入社して以来、ゲーム事業部で活躍し続けている浜崎に、LINEに入社した経緯やこれまでのキャリアについて聞いてみました。

  • 浜崎 友里菜(Hamasaki Yurina)
  • パブリッシングゲーム事業部 ゲームサービス1チーム。2020年に新卒入社。入社2年目から「ジャンプチヒーローズ」のアソシエイトプロデューサーとして、ゲーム全体の企画統括を担う。子どもの頃からマンガやアニメ、映画などエンタメ全般が好き。おすすめのジャンプ作品は『ワールドトリガー』。

LINEへ入社したきっかけは、ふと見たセブンルール

――今年で入社4年目を迎える浜崎さん。4年前まではどのような学生だったんですか?

浜崎

楽しいことやエンタメが好きなので、イベントごとには気合を入れて取り組むタイプでした。所属していたサークルでも、学祭の時に芸能人を呼んだトークイベントを開催したときにはMCを務めるなど、積極的でした。700人規模の観客が入る大きなイベントだったので、毎日練習をして、本番を迎え無事成功したときはエモい瞬間でしたね(笑)。

また、思ったことや自分の考えはしっかりと言葉に出すタイプで、サークルやゼミなどで意見を交わすときは、相手が先輩であっても臆せずに自分の考えを伝えていたと思います。「後輩だから」と遠慮することもなかったので、そういった面ではLINEは立場関係なくフラットに意見を言える環境があるので、LINEに入社して良かったなと思っています。

――LINEに入社したいと思ったきっかけは何だったのでしょう?

浜崎

実は就活中はあまりやりたいことが明確に決まっていなくて。でも仕事はできる人になりたいと思っていたので、一番重視していたのは、「成長環境があるかどうか」でした。若手でも裁量権があって、勤続年数に関係なく認められる機会があるかどうか、モチベーション維持のために賞賛しあう文化があるかなど、成長環境が整っているかを軸に探していました。

そんなある日、なんとなくテレビをつけたら「セブンルール」という番組でゲーム事業の本部長でもあり、LINEの執行役員でもある奥井麻矢さんが出演していて。その時に初めて「あ、LINEがあるじゃん!」と思い興味を持ちはじめ、選択肢に入れるようになりました。LINEでの働き方を調べるうちに、若手社員でも裁量権をもって仕事ができるような成長機会があり、また会社やサービスの規模も大きくてやりがいもありそうだと考え、LINEで働きたいと思うようになりました。

採用が進み、面接で目の前に奥井さんが現れた時は、緊張していて実際には言えなかったですが、心の中では「セブンルールの人だ!」と思いながら面接を受けていました(笑)。

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――入社してからはどのような仕事をされてきたのでしょうか?

浜崎

新卒入社でゲーム事業部に配属されましたが、実は、これまでゲームをほとんどやったことがなく、あまり興味のある分野でもありませんでした。採用面接で希望の配属部署を聞かれた時も「LINEアプリやスタンプ、あるいは好きなマンガなどのエンタメ系をやってみたい」と伝えていました。

その後、面接が進むにつれて奥井さんやゲーム事業部の方々と話をする機会があり、「LINEのゲームはカジュアルなものが多いし、ゲームをしない人の気持ちがわかる人が欲しい。むしろそういう人の方が向いている」と聞いたあたりから段々と興味が出始めまして。ゲーム事業部は一人1つのゲームタイトルを運営するということから責任の範囲が広い点、新卒からアプリ運営にすぐ関わることができるという点から成長環境も十分にあることを知ると、やってみたい気持ちも増し、結果的に縁がありゲーム事業部に配属されました。

最初の仕事内容は、一言でいうと、「ゲームのアプリ運営のなんでも屋さん」。ゲーム内のイベントやプロモーション企画、KPI分析、クリエイティブの管理、開発や版元などのパートナー会社との折衝を行っていました。入社したての時は右も左もわからない状態で仕事を覚えるのに精一杯で、今と比べると全然余裕がなかったですね(笑)。

入社2年目、「ジャンプチ ヒーローズ」との出会い

――そんな浜崎さんが、「ジャンプチ」に出会ってから変わった、と。

浜崎

はい、入社2年目に「ジャンプチ ヒーローズ(以下、ジャンプチ)」のアソシエイトプロデューサーになったのが、まさしく自分にとってのターニングポイントでした。ジャンプチは、ジャンプのキャラクターのIPを扱うタイトルなので、まさに漫画含むエンタメ全般を扱うような仕事なんです。
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ジャンプチはRPGとパズルを掛け合わせたゲーム。「プチ」というブロックをタップして消すことで、キャラクターたちが敵を倒していく。

浜崎

このジャンプチの業務全般を通じて、好きなエンタメにまつわる企画やプロモーションを考えることが楽しいと気づき、また結果にも手応えも感じることができて、自分の強みややりがいを再認識することができました。

――その中でも印象に残っている仕事はなんでしょうか。

浜崎

2つあるのですが、まず1つめは、2022年5月に認定された「モバイルゲームにおけるライセンスド漫画キャラクター」登録数、世界一に向けた仕事です。2020年に476体だったジャンプチに登場するキャラクター数が2年で1010体にまで増えまして、公式記録として漫画キャラクター数世界一の称号を取得*したんです。

*LINE Corpプレスリリース:「【LINE GAME】「ジャンプチ ヒーローズ」、ギネス世界記録™を更新!「モバイルゲームにおけるライセンスド漫画キャラクター最多数」1010体を記録

――1010体!ジャンプチではそんなに多くのキャラクターを扱っているんですね。

浜崎

キャラクターを実装するにあたり、版元である集英社さんを通じて、作品の先生一人ひとりにジャンプチにキャラクターを出して良いかと打診する必要がありまして。ジャンプチは版元さんとの監修がかなり多いタイトルですが、でも、一つのゲームの中で1010体のキャラクターを扱っていることはすごいことだと私自身も思っていましたし、それが公式の形で認められるということにやりがいを感じました。実際にジャンプチが「キャラクター数世界一」のモバイルゲームだと認められた時は、達成感で一杯でした。

また、「自分の作品のキャラクターも登場させてほしい」と先生のほうからキャラクター実装の依頼がかかることがありまして。まさかの先生のほうから言っていただけるなんて、とても嬉しかったですし、チーム内でも大騒ぎでした。

特に、『いぬまるだしっ』を手掛けた大石浩二先生がジャンプチのことを触れてイラストを書き下ろしてくださったり、ジャンプに作品を出している先生同士の集まりの中でジャンプチが話題にあがっているということが驚きで、エンタメ好き、漫画好きとしては本当に嬉しいこと続きでした。それだけジャンプチに箔がついたということですし、これまでジャンプチを育ててきた結果だと思っています。

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大石先生の書き下ろしイラスト。
https://twitter.com/k_marudashi/status/1400391920401092608?s=20
https://twitter.com/k_marudashi/status/1400761232659910661?s=20

――多くの作品、先生とのやりとりに携われるのは本当に楽しいですよね。

浜崎

ジャンプチに配属される前は、「ゲームについて考える」ことがゲーム事業部の仕事だと思っていましたが、ゲームだけでなく、大好きな「漫画」というアプローチからも企画を考えられるのが本当に楽しいです。

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自分の「好き」を最大限に活かせたオフラインイベント

浜崎

もう1つ、ターニングポイントとして印象に残っているのは、2022年12月に自身が1から手掛けた「ジャンプフェスタ2023」(以下、ジャンプフェスタ)のブース出展の仕事です。ジャンプチのブース出展に向けて、コンテンツの企画、デザイン、特設サイト作りなどプロジェクト全体をリードしました。

まずは、ジャンプチをどんなブースにするかから考え始めまして。どんな仕掛けを作るかを考えるうちにあれもこれもやりたいとアイデアが沢山でてきてしまって悩みましたが、最終的には、オフラインイベントであることを生かして、ゲームをリアルに体感できるような仕掛けを作りました。「ゲームしてクリアすればガチャを回してノベルティがもらえる」という、まさに画面上のジャンプチというゲームをリアルで再現したんです。

さらにゲーム内にあるコンテンツに合わせたフォトスポットを作るなど、とことんゲームっぽい導線にこだわりました。ブースデザインもこだわり、「ジャンプ」らしさと「ジャンプチ」らしさの2つが両立するように意識しました。他に大手エンタメ企業などの魅力的なブースがある中で、「ゲームを体験する」という差別化もできていたかなと思います。

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ジャンプチのブース。ゲームを体験してガチャを回せるという実際のゲーム性を再現。

きちんとブースが出来上がるのか当日を迎えるまでは不安でしたが、当日は朝から夜まで長蛇の列ができるほどの盛況ぶりで、他社にも引けを取らない立派なブースを完成させられたと思います。

――実際に、イベントの反響はどうでしたか?

浜崎

ブースに来ていただいた方の反響はもちろん、SNSでもかなり評判が良く、新規ユーザーの獲得にもつながりました。今年で5周年を迎えるジャンプチにとって、新規ユーザーを獲得するのって簡単なことではないんですよ。ゲームって5年も経つと興味あるユーザーはもう既に遊んでくださっておりますし。だからこそ、多くの人にブースを楽しんでもらえただけでなく、このブースをきっかけに、まだジャンプチに出会っていなかった方が新しいユーザーとしてゲームをプレイするきっかけに繋がったことも、とても嬉しかったです。

――今回の経験を経て、ご自身の今後のキャリアの考え方に変化はありましたか?

浜崎

ジャンプフェスタは規模がとても大きなイベントで、夏ごろから関係各所と調整を行っていく中で、複数同時に走っている動きを俯瞰的に把握するという自身の視野の広さや、紆余曲折ある中でもスケジュール通りに企画をまとめる着地力があると気づけたのが、自分のキャリアとしてとても大きかったです。

また、IPを扱うエンタメ企画が楽しく自分に向いているということも、ジャンプチを通じて気付かせてもらいました。普段から、漫画だけでなくアニメやドラマ、舞台、映画、声優など幅広く興味があるのですが、それぞれSNSなどで今何が流行っているか、他社がどんなプロモーションをしているかなどチェックしながら、どうやって自分の仕事に生かせるかを考えています。

エンタメ好きだからこそ、同じ「好き」なものを持っている人に刺さる企画というものがわかる感性も自分の武器かなと。

例えば、ジャンプフェスタでも、ブースの壁にジャンプチの魅力の一つであるキャラクターの必殺ワザの写真を使って目立たせたり。どうやったら「お!」と目を留めてもらえるのか、興味を持ってもらえるのか。日々他サービスも参考にしながらインプットしています。ジャンプチは宣伝できる素材が多く、またアプローチの幅も広かったので、自身の興味関心をそのまま生かすことができたんだと思います。

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イベント当日に、一緒に準備を進めたメンバーたちとの一枚。

――最後に、浜崎さんにとって「エンタメ」とはどんな存在ですか?

浜崎

これは悩むんですが......。自分にとってエンタメは「人の心を守るために必要なもの」だと思っています。

ちょうど最近読んだ漫画*で、「人間は夢想で心をまもります。」というセリフがあって、これを読んだ時に「あぁ、本当にその通りだな」と思いました。

エンタメって、衣食住には関係ないので人間にとって必須ではないものとよく言われるんですが、そんなことはないと思っていて。自分自身もそうですが、嫌なことがあった時や今日は心が疲れてるな、と思った時はお笑い番組を見て笑って吹き飛ばしたり、好きなドラマやマンガを見たりしてリフレッシュするんですよね。日々生き続けるためにエンタメってめちゃくちゃ必要なもので。

人間という心のある繊細な生き物だからこそ、傷ついたり、辛いことがあったりすると思うので、そんな時にこそエンタメを通してたくさんの方の心を癒し、笑顔になってもらいたいなと思っています!

*マンガタイトル『平和の国の島崎へ(1)』より。濱田轟天(原作)、瀬下猛 (漫画)。

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仲村つかさ

2019年LINE入社。広報室で社内広報をしています。体を動かすこと、汗をかくことが好きで今はホットヨガを頑張っています。韓国ドラマもほぼ毎日ネットフリックスで鑑賞しています。