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LINEでは、こうしてます。
LINEのなかみ

内部監査室の仕事を紹介します

LINEで生まれる新しいアイデアやサービスを支える部門・チームを紹介する「LINEのなかみ」。

今回は、LINEの様々な事業を監査の領域から支える内部監査室にいる3名のメンバーから、業務内容や体制などについて紹介してもらいました。

――自己紹介をお願いします。

芳賀

もともと会計事務所や大手の監査法人で内部統制関連のコンサルティングや会計監査をしていました。そのあと外資系メーカーに転職して、ファイナンス、内部統制、および内部監査を担当しました。その後、国内メーカーの内部監査室に転職し、内部監査を行っていました。

LINEには、2017年8月に入社しました。製造業以外のビジネスを経験して内部監査人としてのキャリアの幅を広げたいと思っていたので、幅広いサービスを展開している部分に惹かれ、LINEに入社を決めました。今はLINEで金融を除く事業領域の内部監査を担当しています。

高橋

私は新卒で銀行に入社し、支店業務、金融商品開発、システム企画・開発・運用、海外駐在等を経験した後、監査法人に転職しました。監査法人では金融業界を中心に内部統制評価を担当しました。その後、LINE入社までは、外資系銀行にて内部監査を担当していましたが、伝統的な金融機関ではない領域に挑戦したいという思いがあって、LINEに2018年10月に入社しました。今はLINEの金融監査チームで金融関連プラットフォームの監査を担当しています。

傳田

私は監査法人で金融機関に対する会計監査・コンサルティング業務をした後、外資系投資銀行に転職し、内部監査業務を担当していました。LINEに入社したのは2019年の2月なので、社歴は1年弱くらい。私も高橋さんと同じく、これから立ち上がっていく革新的な金融サービスに携わりたいと思ったのがキッカケです。今はLINE Financialに出向し、LINE Financialやその子会社に当たるLINE証券、LINE Creditなどの内部監査を担当しています。

芳賀

わかりやすく分担を説明すると高橋さんのチームがモバイル送金・決済サービスやブロックチェーン関連事業などの金融事業の領域、傳田さんのところがそれ以外の全ての金融事業の領域、私が見ているのが金融事業の領域以外の全てという感じですね。

――それぞれのチームの役割、体制について教えてください。

芳賀

LINEの監査室は、事業監査チームと金融監査チームの2つに分かれます。事業監査チームでは、金融関連サービス以外のすべてのサービスを担っていて、経営目標の効果的な達成に役立つことを目的として、合法性と合理性の観点から公正かつ独立の立場で、助言・勧告を行う監査業務を行っています。

【LINE株式会社】

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高橋

金融監査チームは2つに分かれ、LINE Payを担当するチームと、ブロックチェーン関連事業を展開するLVCを担当するチームに分かれています。

傳田

LINE Financialには内部監査室が設置されています。また、その子会社のLINE証券、LINE Credit、LINE Bank設立準備それぞれにも内部監査部が存在しています。

【LINE Financial株式会社】

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――それぞれのチームならではの特徴とは?またどんな人が向いていますか?

芳賀

LINEは、エンタメから金融まで多種多様なビジネス展開をしているため、それぞれ異なるリスクに対応した内部監査を実施することが求められています。また、次々に新しいサービス・事業がローンチされるため、内部監査室内にそれらのビジネスについてのノウハウが蓄積されていないことが多く、内部監査報告書を出した時にはすでに事情が変わっているということも多々あるような環境で。

傳田

LINE Financialとその子会社、いわゆるLINE Financialグループでは、従来の伝統的な金融商品を取り扱う金融機関とは異なり、新しい金融サービスの立ち上げに関与することができるのが特徴です。

LINE Financialグループが事業を立ち上げ、もしくはこれから立ち上げていくようなフェーズにあるので、通常の内部監査とは異なり経営諸活動の支援を行うアドバイザー的な観点で関わってくることが多くなります。

また、経営陣との距離がとても近いので、会社がどのような方向に向かっていて、どのような意思決定をしているのかを身近に感じることができます。これは、働く上でとてもエキサイティングな要素だと思います。

あとは、ゼロベースで内部監査手続きから考えていく必要があるというのは特徴ですね。内部監査室全体として、メソドロジー(方法論)などを作り上げていく過渡期でもありますので、成熟したビジネス環境や、確立されたメソドロジーを運用している内部監査室ではない環境で、モチベーションを高めることができる方、そのような環境にワクワクするような方は非常に向いていると思います。

kansa_pic1内部監査室の傳田

――メンバーにはどんな経歴の方がいますか?

芳賀

LINEの内部監査室では監査法人出身者が約5割、分野としては会計監査・システム監査・セキュリティ監査など。あとの5割は事業会社における内部監査室の出身で、製造業や金融など様々な業界の出身者が在籍しています。

傳田

LINE Financial内部監査メンバーは金融機関出身者の割合が多いです。その他、監査法人・コンサルティングファームの経験者などもいます。基本的には、監査法人であっても金融業界の経験がある方を採用しています。

――働く人にとって、LINE、LINE financialの内部監査室で働くメリットは?

芳賀

LINEの事業監査チームでは幅広い分野へ展開しているビジネスについて、ゼロベースで監査手続きから企画し、実行することができます。そのような環境はなかなかないと思いますし、1つの会社で様々なビジネスの監査経験を積むことができます。

kansa_pic3内部監査室の芳賀

高橋

外資系の金融機関等と比較すると、LINEの内部監査本部は日本にあり、少人数な組織のため内部監査手法や内部監査品質の向上のためのPDCAプロセスを主体的に実践できるのはメリットだと思います。

また指摘するだけでなく、改善策についても積極的にアドバイスしていく監査のスタイルなので、第3線としての内部監査経験者だけでなく、第1線・第2線の業務経験者、コンサルティング業務経験者も即戦力として働いていただけます。

2019年からは、本格的にグローバル監査を実施しているので、外資系金融機関等での英語での監査経験がある方は特にスキルを発揮できると思います。新しいプロジェクトが、次々と出てくるので、日々新鮮な気持ちで、内部監査業務を行うことができる。追いつくのに苦労はしますけど(笑)。

kansa_pic2内部監査室の高橋

傳田

先ほども触れたのですが、従来の伝統的な金融商品や金融取引形態とは異なった新しい先端の金融サービスに関与することができます。なので、既に金融業界での監査経験が豊富な方にとっても、業務経験の幅が広がることになると思います。

また、今までに経験したことがないような業務プロセスに遭遇することも多いです。本質的なリスクの洗い出しなど、原点に立ち返って新鮮な気持ちで内部監査業務に携わることができます。

内部監査室も立ち上がって間もないため、チーム内で協議して策定していく過程です。組織としても成長する中で、改めて内部監査の方法論などを学ぶ機会にもなるはずです。

――最後に、LINEの事業監査チーム(financial監査/金融監査)を検討している人に伝えたいこと、メッセージはありますか?

芳賀

多様なビジネスの内部監査経験を短期間で積むことができると思います。証拠を分析し、課題や矛盾点を抽出し、ひとつひとつ事実を明らかにすることにやりがいを感じる方、リスクベースアプローチと職業的猜疑心により、課題やリスクの仮説を自ら立てることにやりがいを感じる方、伝統的な内部監査の手続きに左右されることなく、LINEのようなビジネス環境に適した内部監査メソドロジーを考えていきたいと思う方。

たくさん挙げてしまいましたが、ご興味あればぜひご応募ください。

高橋

私たちはチームワークを大切にしています。皆が、自由に発言できる環境だと思います。

従来の金融でなく、新しいFintech分野の内部監査を実践したい方やグローバル監査の経験を積みたい方には、ぜひご応募いただきたいですね。

傳田

LINE Financialグループは、まだまだ立ち上がったばかりの組織です。前向きでチャレンジ精神旺盛な方、これまでの経験を活かして新しい組織を作っていきたい方には最高の環境です。ぜひ、一緒に働きませんか。

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桃木 耕太

2013年にLINEに中途で入社、今は開発組織と採用組織でWebサイト/コンテンツやイベントの企画/制作などをしてます。